仕事の合間に籾殻くん炭の作っています。
のんびりと時間が経過するので、作成中はリラックスタイムです。
成功と失敗を経験し、上手にできた過程を記録に残しました。
次回以降、作成するときのマニュアルです!
■籾殻くん炭とは?
籾殻とは、精米のときにとれる米の外側についた皮のことです。この籾殻を400度以下の低温でいぶし、炭化させたものが籾殻くん炭となります。
天然の土壌改良資材としてガーデニングや農業の現場で活用されます。雨によって徐々に成分が溶け出し、穏やかに作用することが特徴です。
■籾殻くん炭の作り方
ドラム缶や専用くん炭作成機、ブロックなど、籾殻くん炭を作るための道具はいくつかあります。
私は、どこの場所にも設置でき、使用しないときは邪魔にならないブロックを利用しています。
●必要な道具
- ホンマ製作所 燻炭器
- コンクリートブロック 16本
- スコップ
- 革手袋
- ジョーロ
- 水
●設置前の準備
ブロックを積み上げる場所を予めスコップで平らにします。
※地面がでこぼこだったり、傾いていたりすると上手くブロックが積み上がりません。
※設置場所について
籾殻くん炭を作っている最中は、燻炭器の煙突から煙が出ます。それと、燻煙の匂いもします。なので、民家に近い場所は避けることをおすすめします。
1.ブロックを2段に積み重ねます。
2.枯れた竹や枯れ木に火を付けます。このとき、空気入れのため、ブロックの一つを外しておきます。
※新聞紙→段ボール→割り箸大の枯れ木→大きな枯れ木、の順に入れていくと上手く火が付きます。
3.種火に勢いが出てきたら、太めの枯れ木(長さ30cm以内で直径6cm以内)を入れます。
※燻炭器の下部の三角錐の中に収まる程度まで、枯れ木を入れてください。
4.たき火に勢いが出てきたら、「燻炭器」をたき火にかぶせます。
注意
たき火に「燻炭器」をかぶせたときに、燻炭器の煙突からバーナーのような火が出てきます。危ないので顔を近づけないでくださいね❗
5.ブロックの1段目まで籾殻を入れます。
6.しばらくすると、燻炭器の周りが黒くなってきます。
※早く籾殻を追加したい衝動に駆られますが、3cm以上は炭化が進むまで辛抱してください。
7.煙突部分まで籾殻を入れます。
8. 2時間経過すると山盛りだった籾殻も炭化が進み、低くなってきます。
※一部分に炭化が見えだしてくると、かき混ぜたくなります。でも、早い段階でかき混ぜると、籾殻くん炭の熱が冷めてしまい、炭化しなくなりますので注意してくだい。
9. 8の写真の程度に炭化が進んだ段階で、一度、全体を撹拌します。
10.撹拌→放置→撹拌→放置…を繰り返します。
11.籾殻が全て炭化しました。
12.まだ完成はしてませんよ❗
13.燻炭器を取り除きます。
このような感じです。熱をもったまま放置すると炭化が進み、灰になります。
写真の中央は、炭になった竹や木ですね。
14.仕上げは、熱をもったくん炭にジョーロで水をかけて冷まします。
※全体にシャワー状に水をかけてから、スコップで撹拌します。撹拌したら、再度水をかけます。水やり→撹拌→水やり→撹拌を繰り返す。
私の場合は6リットルのジョーロ、2杯分で事足りています。あまり、水をかけ過ぎるとベタベタになって、後々使いにくくなりますからね♪
これで、完成〜♪
後は、畑にまくなり、田にまくなり、袋にストックするなり…お好きなようにお使いください。