Be-2の散布
2025年2月24日、環境資材Be-2の散布を実施しました。
南高梅。日本人ならほとんどの人が知っているでしょう!
梅干し食べない人は、知らないかな…?
梅干しで有名な和歌山県みなべ町のたかだ果園様の畑に母樹があります。
みなべ町内をあっちに移植展示、こっちに移植展示と拠点を移ってきました。
樹齢は100年を越します。
あまりにも弱ってきたため、里帰りして今の場所で余生を兄妹樹とともに過ごしています。
ただ、年々弱まってきているため、何かの手を打つ必要がありました。
日本には素晴らしい資材がたくさんあります。
そのなかで今回選んだのはBe-2という資材です。
公式には肥料で登録されています。
ほぼ知られていない資材なのですが、今回はご縁があり、和歌山にやってまいりました。
これから、毎月、散布して母樹が元気になることを願います。
実証実験レポートは、「蔵出しみかんの実験」同様にビフォー・アフターで報告します。

B e 2 と は ?
B2は沢山の土壌微生物を高密度で培養している液剤です。
培地としている液体の成分
Chrysosporiumkeratinophilim(ケラチン分解糸状菌)による羽毛分解物から抽出されたアミノ 酸0.35 %、Lepnardite フミン酸8%、ケルプ(Ascophyllum nodosum)9%
接種してある微生物
属種併せて200余の微生物の菌体や厚膜胞子が接種されている。
液剤含有される無機成分
窒素全量0.7%、P2O5 0.3%、加里3.0%で化学肥料のような無機成分としての肥料効果は殆ど無い。
B e 2 の 利用方 法 と そ の 効 果
1.B2を栽培植物の茎葉に散布する。
- 有用な葉状微生物が活性化して病原性のある微生物を抑制するため茎葉からの病害の発生が抑制される。
- B2のキチン質分解菌がダニ、アブラムシ、カイガラムシなどの虫体を分解する。
- 休眠している樹木類の萌芽を促進する。
2.作物を移植するときの根域に散布。
3.種子の浸漬処理。
- 24~72時間することで発芽が促進される。
B e 2 の 使用 法 と 使用 上 の 注 意
使用方法
本品を水温10℃~20℃ の水で500倍に薄めて使用する 。
散布回数
作物の生育状態を観察しながら月1回から数回散布する。
取り扱い上の注意
本品は微生物を培養している液剤。
液剤中の微生物は5℃~30 ℃で活性化している。
0℃以下、60℃ 以上の条件下では微生物は活性を失うので 注意する 。


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